遠くのこだま

日々のあれこれ写真日記

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七月末日ますます盛夏


本日の疫神社(八坂神社境内)夏越祭をもって、一ヶ月間続いた祇園祭のすべての行事が終わります。
今年は六月の夏越祓いも行けていないので今日こそはと思ったのですが、結局暑さに負けてしまいました。
代わりに、自宅にある古い菊水鉾の粽に手を合わせて、無病息災をお祈りしておきます。


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ちょうど一週間前の24日に花笠巡行(これも祇園祭の一環)を見に行きました。
巡行を終えて、八坂神社へ戻ってきた花笠娘たちです。


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見た目は涼しげな装いですが、実際はどうでしょう。
確か、この日の京都は最高気温が37.3℃。
もう、36、37℃と聞いても驚かなくなりましたが、ヒトの体も亜熱帯仕様に変化していかないと、そのうち本当に夏が越せなくなるかもしれません。

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[ 2008/07/31 13:36 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(0)

今月の読書メモ


めす豚ものがたりめす豚ものがたり
(1997/12)
マリー ダリュセック

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フランスのややいかがわしい香水店に勤める若い女性が、徐々にブタに変身していく話……と書いてしまうと、お笑いモノか?と勘違いされてしまいそうですが、本の帯には「スキャンダラスでセクシー」「衝撃的な愛と変身の物語」などと刺激的な文字が躍っています。

確かに、主人公の女性が人間とブタの間を行ったり来たりしている頃の体の変化や、妊娠して道端で突然コロコロッと得体のしれないモノ(たぶんブタの仔)を産み落として、それらを口にくわえて排水溝の下へ入っていく…なんてところは妙にリアルで気味の悪さを感じたりもするのですが、「この物語がどれほどの混乱と恐怖の種を撒き散らすことか、どれほど人々を動揺させてしまうことか」と作者自身が案じるほどの衝撃は、私など全然感じませんでした。

元々フィクションだとわかっているし、人間が動物に変身していくことにそれほどショックを受けない精神的な土壌が日本人にはあるんだろうと思います。
輪廻転生とか、神話の世界は昔から多少とも私たちの文化の中に入り込んでいた考え方ですから。
でも、訳者の後書によると、ヨーロッパの人たちは動物への変身に対して、日本人とは比べ物にならないほどの違和感を持つ民族なのだそうです。だからこそ、この作品が発表された時にはかなりの旋風が巻き起こったと聞いています。きわめてショッキングな小説として。


変身といえば、まず思い浮かぶのがフランツ・カフカの代表作、その名も「変身」ですが、大きな違いは、カフカの場合、主人公の男はある朝突然虫に変身していたので、この物語のように体調によって徐々に変わっていく期間の微妙な心の変化は描かれていないこと。そして、虫に変わった男の精神は人のままなので、当然苦悩は甚だしく深いのに対して、「めす豚」の方は、肉体の変化とともに感覚も生活上の嗜好もブタそのものにシフトしていき、ブタになってしまうことが悲劇ではなく、ある種の「安寧」もそこに漂う点が特色です。人として生きるより、ブタとして森にいる方がらくで便利だなぁ・・・なんて。


1996年に発表された本作は、ジャン=リュック・ゴダールが映画化の権利を得たそうですが、その後、結局映像化は断念したようです。
まぁ、やめておいた方がよかったんじゃないでしょうか。
なんだっけ、黒豹に変身するナスターシャ・キンスキー(「キャット・ピープル」?)みたいなものならセクシーだけど、徐々にブタに変身していくなんて話、キャスティングもたいへんだろうし、ひとつ間違うと、やっぱり滑稽なキワモノっぽくなってしまう危険がありますものね。


以下、7月の読書メモ。


3年後のカラダ計画3年後のカラダ計画
(2008/06)
槙村 さとる

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なるほどと思うこともあれば、こんなこと本当に体にいいの?と思うようなこともあり……。
結局、体改造については、他人の成功例に自分を当てはめても仕方がない。いろいろ試して自分に合った方法を見つけていかないと。


メモリー・キーパーの娘メモリー・キーパーの娘
(2008/02/26)
キム・エドワーズ

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重い秘密を抱えて生きることが人生に落とす影の濃さ。
確かに深く考えさせられるテーマがあるのだけれど、読後はかなり疲れる。楽しめない。
2007年末に全米500万部突破っていうほどのベストセラーになったことが、正直信じられない。


絶対安全剃刀―高野文子作品集絶対安全剃刀―高野文子作品集
(1982/01)
高野 文子

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短編集。最後の「玄関」がよかった。
サッカー生地の格子柄袖なしワンピース、すだれの向こうのほの暗い座敷で大の字になって昼寝する午後、ソーダ水のコップにお行儀悪く突っ込んだ舌が、メロン色やイチゴ色に変わって、炭酸の刺激でピリピリしていたこと・・・・・小学生の頃の夏休みを思い出して、なつかしい。

[ 2008/07/30 11:27 ] 読書 | TB(0) | CM(2)

テレビ桟敷


今、午後1時半ですが、今日はクーラーつけずに過ごせています。何日ぶりだろう。
近畿は昨日の大雷雨で溜まっていた熱気が一旦流失したみたいです。
どうせすぐ復活するだろうけれど、とりあえず今日の午前中は久し振りに快適でした。


ここ数日めちゃ暑かったので、テレビなど見てぼーっと過ごしていました。
お気に入りだった海外ドラマが続々と終わってしまって、ちょっと寂しい。
リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班の第3シリーズ(wowow)は、NorBAC(北アメリカバイオテクノロジー諮問委員会)で働く科学者たちの話。ゲノム解析とかいろんな菌の名前とか、かなり専門用語が飛び交うので、生物も化学も全くダメな私には半分も理解できないドラマですが、バイオテクスペシャリストたちの知力の駆使がスリリングで面白いです。カナダのドラマ。

あと、グレン・クローズがすっごいやり手弁護士を演じたダメージ(NHKBS2)、第6シーズン後半でついにソプラノズ(wowow)も完結。ラストシーンがすぐにヒラリー・クリントン元候補の選挙用映像にアレンジされてました。
次の楽しみは秋から放送のER13。メンバーもかなり変わったし、そろそろ作品自体の終了も近いのでしょうが、第1シーズンから見ているので、最後まで見届けたいです。



ドキュメンタリーや紀行ものも好きで、NHKhiの「こんなステキなにっぽんが」は時間が合わないので録画して後で見ています。
関西各地のなつかしい映像やずっと昔の「今日の料理」などを放送している「かんさい思い出シアター」(NHKBS2関西地区限定)もよく見ています。
その他アーカイブものでは、夫が見ている「蔵出し劇場-NHK特集シルクロード」も時々おつきあいで。25年以上前の番組ですよね。ナレーターの石坂浩二さんの声が若~い(笑)。

最近見たものの中では、NHK総合の「プロフェショナル 仕事の流儀」-名人戦 森内俊之VS羽生善治-(7/15放送)、見ごたえがあって印象に残っています。




[ 2008/07/29 14:21 ] 映像 | TB(0) | CM(2)

暑過ぎる


連日連夜、暑くてたまりません。
やっとのことで眠りが深まる明け方を迎えると、早朝から蝉のヒステリックな大合唱に加えて、お百姓さんの草刈り機の音もぶぉぉぉぉぉ~~! 
かんにんしとくれやす~(^_^;)
涼しい朝のうちに一仕事・・・というのはわかるんですけれどねー。


夏バテ第一段で食欲がないと言ったら、昼食に夫がぴりぴり辛い盛岡冷麺を作ってくれました。
げんきんなもので、誰かに作ってもらったものはちゃんと食べられます。
なので、夏バテ夏バテと騒いでるわりに、まったく痩せる気配はありません。


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冷たい水の中をザブザブ泳ぎたい。
聞くところによると、肩こりにクロールの腕の動きは有効だそうですよ。
私の場合、クロールで泳ぐとなかなか前に進まなくて激しく疲れてしまうのですが……例のLR社の水着なんかどうなんでしょう。シロウトが着ても速さとか違ってくるものなんでしょうかしら。



[ 2008/07/27 18:47 ] 日常 | TB(0) | CM(0)

祇園祭山鉾巡行 祭りと人と


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山鉾を飾る美術品がどれほど素晴らしくても、通りを進む鉾がどんなに大きく立派でも、お祭りを動かしているのは人の力。
応仁の乱より古くからある伝統の祭りも、町衆の一致団結と祭りを成功させようとするエネルギーがあってこその祇園祭なんですね。

山鉾巡行記事の最後は、そんな人々の表情を追ってみました。


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壮麗な船鉾上ののどかなヒトコマ。
少年たちは何の相談かな?



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普段なら共通の話題もないかもしれない、全く違う年齢層の人たちが集うのもお祭りの魅力。



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黒い塗傘に白脚半、草鞋姿は黒主山の舁き手さんたち。ちょっとカメラ目線の人も(笑)。



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京都は外国人の多い街。
伝統の祭りに参加する外国人の数も年々増えているそうです。



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大きな鉾に乗っている囃子方さんの目線はビルの3階くらいの高さだそうです。
ぎりぎりまで外側に座ってのお囃子ですからねー。
欄縁からお尻がはみ出しているのを見ると、高所恐怖気味の私はえらく不安になります。落ちんといてや。



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髪をポニーテールに結んだおニイさん発見。
酷暑の中、涼しげに後ろの傘鉾を先導中。



・・・・・・・・・・・・・・・・・↓へ続きます・・・・・・・・・・・・・・・・・

[ 2008/07/25 14:51 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(2)

祇園祭山鉾巡行 祭りと人と(二)


↑からの続きです。


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四条河原町の大交差点での辻回し。
月鉾の屋根方さんたち全員、前に集まって遥か下の車輪の向きを見ています。真剣な様子。
右上部のガラス窓にも人影が。


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車方さんは何やら打ち合わせ中?
ハンドルのない鉾の舵取りは車方さんの腕にかかっています。
こうやって見ると、車輪の大きさがよくわかります。



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彩傘鉾では、しゃぐまを被って面をつけた「締太鼓(しめだいこ)」と、しゃぐまだけ被った「棒振り」が笛、太鼓、鉦に合わせて疫神を祓う踊りを披露します。
それにしても顔のあたり、暑そう~~


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「棒振りはん、暑うてシンドイ。もうあかん~」
「わしかて暑いわ。弱音はいたらあかん。辛抱やで」



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この子もこういう髪型なのではなく、しゃぐまを被っています。
右奥の花笠をかぶった子は、八の字眉に~。暑さと疲労が限界に近づいています。



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わかる、わかるよぉ。しんどいんやね
大人でも参ってしまう猛暑の中、陰ひとつない通りをこんなに小さい子が歩き続けてきたんだもの。
沿道の人から、「もうちょっとやで~、気張りや」と声が飛びます。



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伝統ある祭りを厳かに・・・とは言っても倒れてしまってはどうしようもありません。
この気象条件下では水分補給は当然です。
後ろの人のボトルケース、目立たなくてオシャレでいいですね。



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狭い箇所を無事通り抜けて、車方さん会心の笑顔。爽やかです。
当然のことではありますが、多くの人たちの熱意と献身的な協力があるからこそ、こんな大きなお祭りが毎年滞りなく行えるんですね。




京都で学生生活を送ったのに、高温多湿(プラス混雑)に弱い私には山鉾巡行は縁遠いものでした。
猛暑の中、確かに肉体的にはキツイものがありますが、やはり一見に値するものだと感じました。
遠目ですが、大学時代に教わった先生のお元気そうな姿も拝見できましたし、何より、この暑さの中でもやはり京都のお祭りは充分美しいと実感できたのがよかったです。
いろいろ知りたいこともできましたし、来年はもう少し勉強してから、じっくり見せてもらいに行こうと思っています。


祇園祭はまだ続いていますが、巡行の記事はこれで終了します。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました(^o^)丿


[ 2008/07/25 14:49 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(2)

祇園祭 ちょっと休憩


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江戸時代まで遡る祇園祭ゆかりのお菓子や食べられる粽など、お祭りにちなんだお菓子はたくさんありますが、私はここ二、三年くらいはずっとこの求肥をいただいています。
おいしい白あんを包む求肥の柔らかさがやさしい舌触りでいいんです。
鶴屋吉信の京都大丸店限定もの。菓銘は「鉾廻し」です。
大丸があるのは長刀鉾のすぐ近くなので、鉾を見に行ったついでに、ということで買いやすいのも気に入ってる理由の一つ。

ところで、八坂神社の神紋が焼印されていますが、奥の方、輪切りにしたキュウリの断面に似ていますね。(言われてみれば、の話ですが)
なので祇園祭の期間はきゅうりを食べないという風習があるそうです。
神紋に似たものを食べるなんて畏れ多いということでしょうか
夏のキュウリ、美味しいのになー。
今朝も暑くて食欲なかったので、浅漬けにしたキュウリでサラサラ~とお茶漬けしましたよ



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祇園祭は「ハモ祭」と言われるくらい、今が旬の鱧(はも)。
お祭りに関わる京都の旧家では、家に伝わる屏風を飾り、鱧料理でお客さんをもてなすそうです。
うちではそんな上等の鱧は口に入りませんが、気は心。
手頃な鱧寿司で盛り上がってます♪



さて、長々と祇園祭の記事を続けていますが、巡行から明日でちょうど一週間。
キリがいいので、山鉾関係の記事は明日で終わりにしようと思っています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。



[ 2008/07/23 14:07 ] 今日のおやつ | TB(0) | CM(5)

祇園祭山鉾巡行 新町通の戻り鉾


祇園祭の山鉾巡行は、四条通から出発し、河原町通→御池通と進んで新町御池で最後の辻回しを行った後、各町内へ帰っていきます。
辻回し近辺は言うまでもなくすごい人で近づけないので、私は六角あたりまで下がった地点で戻ってくる山鉾を待ちました。


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行事としての巡行は御池通りですでに終わっているので、新町通りを戻ってくる行列は必ずしも巡行の順番通りというわけではありません。
これは一番遠く(高辻東洞院)まで帰らばければならない保昌山。

新町通りの狭さがわかると思います。
この時はまだ左右の路側帯が空いていますが、人で埋まると、巡行の通り道幅は成人男性6~7人分くらいしかありません。


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来ました!
総重量11トンを超える長刀鉾です。長刀の先まで地上から確か25メートルだったかな?ともかく重くて背も高い上に、ハンドルも付いていないものを人が引っ張って動かしているのですから、たいへんです。
遠くから見ていると、左右から張り出した建物や電柱がけっこうあるのがわかります。
そして、お気づきでしょうか。新町通りでは電線を左右に渡していません。この日のためなんですね。


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ここで活躍するのが、屋根方さん。下の車輪を担当する車方さんと協力して鉾の傾きを修正し、電線をさばき、軒先の出っ張りや障害物を巧みにかわしていきます。
たいへんそう~と見物人は思っていますけれど、屋根方さんにとっては実は最高の見せ場かも。



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狭いからこそ、他の大通りでは味わえない迫力が新町通りの魅力です。
路側帯の白い線から50センチくらいの近さを行列が通っていきますから、ちょっと前に出過ぎると、ゴロゴロと大きな音を立てている車輪に轢かれそうなくらい。
左右の建物二階の窓際は特等席。おっちゃんも携帯で撮ってはる~(^^)


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続々と帰っていく山と鉾。
町衆のお祭りらしく、家々の中から「御苦労さん」とねぎらいの言葉や拍手が・・・。



山鉾をすぐそばで見たいという人には、大きな通りより、こちらがオススメです。

[ 2008/07/23 13:27 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(2)

祇園祭山鉾巡行 稚児人形


昔は船鉾を除くすべての山と鉾に稚児が乗っていたそうですが、今では生身の稚児は長刀鉾だけになり、生稚児(いきちご)の代りに稚児人形を乗せるようになりました。

名前をつけられ、美しい衣装を着せられ、町内で大切に可愛がられてきた人形たちは巡行当日、鉾の行く手を清める神の依代(よりしろ)として、とても人気があります。

では、雅やかで愛らしい稚児人形たちを簡単にご紹介。


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身長130センチ。名前は「於兎麿」(おとまろ)
凛々しく整ったお顔。明治時代に生まれた人形です。
きらびやか過ぎない衣装が程良く上品で、とても私好みです


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於兎麿が乗っているのは、32基中最重量の月鉾。
明治維新までは、この鉾も生稚児を乗せていたそうです。



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函谷鉾の稚児人形には実在したモデルがいます。
天保10年、生稚児として乗るはずだった左大臣一条忠香の息子実良(さねよし)が健康上の問題で乗れなくなり、彼をモデルにした実物大(120センチ)の人形が作られたとのことです。
名前は「嘉多丸」(かたまる)

一条家から寄進された人形の装束ですが、昨年復元新調(西陣織)されたばかりで、とてもきれいでした。動いている被写体を撮影する技術がないものですから、写真ブレちゃってますけれど(;_;)。
本当はもっと細部まで実に美しい柄です。
人形の横のおじさんたち。いかにも巡行を楽しんでいらっしゃるような笑顔。こういう雰囲気、いいなーと思います。



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鶏鉾(にわとりぼこ)の稚児人形には名前がありません。
文久3年(1863)製作だそうですから、もう145年も経つのに、その間誰も名づけようとはしなかったんですかね。名無しはちょっと可哀想な気もするのですが、事情があるのかもしれません。
『京都祇園祭手帳』(河原書店)というガイド本には、「幕末の人形らしく面長で大人びた感じ。口をやや開き、歯を見せるのが特徴」と説明されています。
この写真では口元まで見えないですね。ごめんなさい。
でも、私はこの人形が一番リアルというか、人間の表情に近いような気がしました。
少年ではあっても、他の稚児人形より少し年上なのかもしれません。



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昭和4年から生稚児に替わって放下鉾に乗っている稚児人形は「三光丸」(さんこうまる)
動かない他の稚児人形と違って、三光丸は関節が動く、いわゆる三ツ折人形。
巡行の際には長刀鉾の生稚児と同じように、三人の人形方によって稚児舞いを披露します。
小さな腕を動かす度に袖に付いた薬玉が揺れて、可愛い~。


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私が放下鉾に行き遇った時に、ちょうど舞が演じられていて、お人形が下を向いているアングルの写真しか撮れませんでした。
巡行の時にはこの金色の天冠ですが、宵山までの会所飾りでは烏帽子姿も見られるそうで、来年は会所を訪ねて間近で拝見してみたいなと、楽しみができました。



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最後は菊水鉾の稚児人形・「菊丸」(きくまる)です。
鉾自体が幕末の大火で焼けた後、やっと戦争後に復興した昭和の鉾ですから、人形も当然新しく、昭和31年の作。
他の稚児人形と違って頭に冠はつけずオカッパ。着ているものも能衣装です。
そして上でご紹介した稚児人形たち全部が打楽器の鞨鼓(かっこ)を付け、両手にばちを持っているのに対して、菊丸は右手に唐団扇で涼しそう。


昭和生まれの菊丸も含めて、これら幼い顔形をした人形全部が私より長い時間この世に存在しているんだなと思うと、なにやら不思議な感慨があります。


[ 2008/07/22 20:57 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(0)

祇園祭山鉾巡行 動く美術館(二)


山鉾を飾ってきた懸装品には、外国からの渡来品も目立ちます。
タペストリーや絨毯(じゅうたん)の染織の美しさ、保存の良さには驚きました。


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函谷鉾(かんこぼこ)。
音頭取りのおじさんたちの後ろに見える「前掛」が、16世紀末のベルギーで作られた綴織りのタペストリーです。
享保3年(1718)にはこの鉾に飾られた記録が残っているそうで、何度かの大火にも焼けずに生き延びてきた貴重な文化財です。


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タペストリーの上部を少し引きのばしてみました。
こういう絵を見て、江戸時代の京都人たちはどんなふうに感じたんでしょうね。
多分、ほとんどの人たちは絵の内容はわかっていなかったんじゃないかと思います。
この「イサクに水を供するりべカ」という画題は、旧約聖書の物語の一部から採られています。

調べものをしていたら、あるガイドブックに「禁教下の時代に函谷鉾は堂々と旧約聖書の図柄を掲げて巡行していたことになる」とありました。面白いですねぇ。



16世紀~18世紀にかけて、ペルシアやインドの絨毯も渡来したようです。


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月鉾の前掛は、インド・ムガール帝国当時のラホール(現パキスタン)製。
おじさんたちの後ろに一部隠れていますが、円形の装飾(メダリオン)と植物を組み合わせて配置した図柄はイスラムっぽい感じもして、全然古びた印象はないです。


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17世紀初頭のものなのに保存状態がとても良いそうで、確かにきれい。
もしかすると、万が一の事故に備えて復元品なのかもしれません。


染物や織物類には雨避けのため(梅雨の時期とお祭りが重なりますから)、宵山までは大きなビニールシートが掛けてあるんですね。
透明なので一応図柄は見えるんですが、やっぱり晴天の巡行でシートが取り払われ、直に見る方がうんと素晴らしいです。


前掛や見送り(山鉾の背面飾り)に使われる絨毯やタペストリー、古い図柄はトロイア戦争ものやギリシア神話が多いですが、最近では可愛くて個性的なものもどんどん出てきているようです。

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右は函谷鉾の見送り「エジプト天空図」(皆川泰蔵作)。
左は放下鉾の見送り「バグダッド」(皆川泰蔵ローケツ染)。
左側のを見て、「ハリーポッターの世界」と言ってた人がいたなぁ。
なるほど(笑)。

[ 2008/07/21 23:58 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(0)

祇園祭山鉾巡行 動く美術館(一)


木を縄で結わえた骨組の上にさまざまな懸装品を飾って都大路を進む巡行は、各山鉾町で大切に保管されていて普段は見ることのできないタカラモノ披露の場でもあります。
中には、とても古い時代のものや著名な画家、染色家、織職人の逸品もあって、「動く美術館」と言われる所以です。


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最も有名かつ高価な長刀鉾は、もちろん名宝揃い。


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欄縁金具は、天保7年(1836)に調えられた「三十六禽高彫」。
たくさんの動物や霊獣が浮き彫りになっています。
ナメクジやミミズまでいるとのこと。一つずつ確かめてみたいなぁ。


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欄縁下に見える三つの水引は、上から順に一番水引(赤)-五彩の雲に麒麟の刺繍。二番水引(紺の羅紗地)-白虎・青龍・朱雀・玄武の四神と、桃や枇杷など果物の刺繍。三番水引(一番下)-菱形の枠に金糸で龍の刺繍。
いずれもちゃんとした名前があるのですが、長くてむっずかしいので書きません(^^;)。
それぞれ宝暦や文政年間に下絵が描かれたようです。
高そう・・・・・・



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船の形をした、これもまた豪華な「船鉾」。
神功皇后の外征伝説をもとに作られた鉾で、もともとは「出陣の船」と「凱旋の船」2基あったのが、幕末のどんどん焼けで「凱旋」の方は焼失。写真の船は「出陣」の方です。


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船首に輝く金色の鷁(げき)。
鷁とは、強風に立ち向かう想像上の瑞鳥で、水難を避ける意味で船に乗せるのだそうです。航海のお守りってとこですね。
翼を広げ堂々と羽ばたくような美しい雄姿。
長谷川若狭の傑作と言われています。宝暦10年(1760)の作品。

下の水引も肉厚で立体感があって素晴らしいです。こちらは天保年間の作。




[ 2008/07/21 23:50 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(0)

祇園祭山鉾巡行 四条通(二)


見物客でにっちもさっちもいかない四条通の歩道を泳ぐように西へ歩いていると、ひときわ人気の高い蟷螂山(とうろうやま)がやってきました。


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蟷螂(とうろう=かまきり)は車輪と連動していて、首と手鎌、羽を動かします。
ついユーモラスな動きに目が釘付けになるのですが、木彫りに薄絹張りの細工や薄い羽の繊細な美しさも必見です。
カマキリくんが乗っかっているのは御所車。
昔から「御所車と昆虫」という珍しい組み合わせが興味を引いて、古い屏風絵などにもよく描かれているそうです。


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前後両方に金の鯱鉾(しゃちほこ)を乗せた屋根から下を見てみると、軒裏から垂れている赤い飾り房やかすかに見える御簾(みす)が優雅です。
セレブなカマちゃん、しかしながら、ちょうど差し掛かった看板のサッカー選手に襲いかかろうとしているかのよう。そして、彼らもビビッっているような感じに見えて可笑しいです。いや、偶然こういうタイミングの写真になったんですけれど(笑)。


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巡行全32基中、いくつかの山鉾はくじ引きはしないで毎年順番が決まっているものがあります。
トップは常に長刀鉾。ラストはこの南観音山。
10トンを超える大型の鉾を交差点の辻回しでは竹と水と縄と人の手力だけで90度回すのですから、すごく時間がかかります。
そのため行列はしばしば立ち止まって先の車が無事に方向転換するのをじっと待ち続けます。真夏の炎天下でも、梅雨末期の豪雨の中でも。
以前南観音山のお町内の方が書かれた本を読んだら、午前9時出発の巡行が3時間後の正午になって長刀鉾はもう新町御池くらいまで戻って来ているのに、南観音山はまだ四条通り。それもやっとくじ改めの堺町を過ぎたあたりにいて、たまには逆の順番でやってくれたらいいのになぁと嘆いていらっしゃいました。
ハンパな暑さじゃない時期ですから、ひたすら順番を待つのもたいへんだろうと思います。熱中症対策しないとね。


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巡行、後片付けはとても素早いです。
最後尾の南観音山が美しい「龍王渡海」の青い見返りを背中にしょって出発したらすぐ、片付けに入ります。
四条通の信号は、この日のために折りたたんでアーケードの上へしまっておくことができるようになっているんですね。
交通局の人が、それを一つ一つ直していくのを見るのも一年に一回のことなので面白いです。


[ 2008/07/20 23:42 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(6)

祇園祭山鉾巡行 四条通(一)


先週見に行ってきた祇園祭の山鉾巡行。
連日の猛暑でぼーっとしているうちにもう三日も経ってしまいました。
写真整理がなかなか進まないのですが、これ以上後回しにしていると、そうでなくても記憶力低下が甚だしいのですから、なーんにも覚えてないってことになりそうで、適当にチョイスした画像で見切り発車します。
歴史のあるお祭りですから、ホントはちゃんと勉強してから、と思っていたのに、すぐ放棄してしまってごめんなさ~い


巡行は先頭の長刀鉾がいる四条烏丸から出発して東に進み、四条河原町で北へ方向転換して(ここで「辻回し」が行われます)、河原町通りを御池まで北上、河原町御池で再び西へ方向を変えて御池新町まで。
あとは新町通りから各山鉾町へ戻っていきます。
どこで行列を見るかによって、かなり印象も違うはずですが、私は四条通りの南側と新町通りの東側に立ちました。

では四条通りを東進する行列から。


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これは、鉾の屋根の上部に立っている真木に巻きつけられた縄飾りで「しゃぐま」といいます。
長刀鉾の場合は、しゃぐまは七つで、上から五つ目と六つ目の間に榊を結わえ、真ん中に白幣(はくへい)一つがつくと決まっているそうです。
巡行の日は左右の固定ロープを外して、動きだします。


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一昨年の夏、見学させてもらった菊水鉾。
囃子方さんが乗っているところまで私も上がってきたんですが、高所恐怖でドキドキ狼狽ばかり。
せっかくの機会なんだから、もっと丁寧に見てきたらよかったと後悔しています。
ああ、でもやっぱりきれい。唐破風の屋根が青空に映えて、思わず見とれてしまいます。
元治元年の大火で焼失した後、昭和になってから再興して年々飾りも豪華さを増す大きな鉾です。


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え~んや~らや~♪



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音頭取りの掛声で大きな鉾がギシギシ音を立てて動き出す時には、わくわくします。
放下鉾の音頭取りのお兄さんたち、キマッてますね!

[ 2008/07/20 18:49 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(0)

猛暑の京都で


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祇園祭・山鉾巡行の日でした。


気温35℃以上、ヒト、ヒト、ヒトの中で重たい一眼レフを構えた汗だくの私は、リュックに首タオル、麦わら帽子、サンダル裸足。時折ペットボトルのお茶をグビーッ……オバハンを通り越して、もはやオッサンですわ。


あまりにも暑くてバテてしまったので、詳細はまた写真の整理が終わってからアップしたいなぁと思っています。

[ 2008/07/17 23:58 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(3)

ひんやり写真を目指したけれど


テンプレート替えてみました。
タイトル画像がいかにも夏っぽいですけれど、実際もう真夏の気候ですよね。
梅雨なんてどこにいるの?って言いたくなるような猛暑が続いています。

涼しい写真ないかなぁって探したんですが、プールにも海にも山にも行かない私の日常ではここのところ暑苦しい写真ばかりたまってしまって、アップする気になれません。

で、今日の画像はちょっと前に食べてしまった和菓子です。
二つともホタルですが、夏のお菓子らしく錦玉糖がひやっこかった~。


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「蛍草」(総本家駿河屋)



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「ほたる」(亀屋良長)



なるべく涼しそうに見えるように、青みを強くしたり、角度をつけてトリミングしたり、いつもはほとんどしないんですが、今日の写真は補正加工画像です。

でも、客観的に見てイマイチ・・・・・・。
いくら手をかけて作業しても、やっぱり不自然なものって、不自然なまま出てきてしまいますね。
次からまた自然体でいこう。



[ 2008/07/14 16:06 ] 今日のおやつ | TB(0) | CM(2)

惰性的な夏の読書


ユルスナールの靴ユルスナールの靴
(1996/10)
須賀 敦子

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20世紀フランスを代表する女性作家マルグリット・ユルスナール。
フランス、イタリア、ギリシアと、晩年を過ごした北米などユルスナールの軌跡をたどりながら、折にふれて著者自身の自伝的部分も織り込まれた重層的なエッセイ。

魂を交錯させるかのようにユルスナールの行くてに寄り添いながら、踏み込み過ぎない抑制の効いた距離の取り方が好ましく感じられます。。
好奇心を満足させることのみにとらわれて必要以上に死者のプライベートな部分をさらけ出してしまうことが多い昨今の人物評伝ものとは対照的。
一人の女性として、人間としての尊敬や憧れが、適度な距離を保たせているのでしょう。


元々文章の巧みさには定評のある著者。
一日の終わりにこんな文章を読んで眠りにつくことができれば、きっと夢見もよいでしょう(笑)。

ただし、読み始めた時期が悪かった。
むしむし暑くて集中力なくて、ちょっと読んでは放り出してしまって…読み切るのにかなり長いことかかりました。



その他、だらだら読み終えた本。
暑いので、感想は省略^^;


パレードパレード
(2002/01)
吉田 修一

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おうちで楽しく!リビングフォトおうちで楽しく!リビングフォト
(2008/05/30)
今道 しげみ

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[ 2008/07/13 14:17 ] 読書 | TB(0) | CM(0)

祇園祭・伝統の技


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祇園囃子がにぎやかな京都・四条通りで、ちょうど鉾の組み立てが行われていました。(撮影は10日午前。長刀鉾会所前)

藁の縄がらみという伝統の手法。
釘を一本も使わず、職人さんたちの手によって掛けられていく縄。


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やがてこの上に掛けられる数々の幕や懸装品で縄は隠れますが、見えなくなってしまうのが惜しいくらい美しいです。


同じ日に四条通りで「お迎え提灯」や「神輿洗い」の行事があって、今日あたりが、各鉾町で建ちあがった鉾の曳き初め。
来週の巡行に向かって、お祭りムードもいよいよ盛りあがってくる頃になりました。



[ 2008/07/12 18:06 ] 京都・夏 | TB(0) | CM(2)

夏の食卓


湿気と暑熱でだるい日が続いています。
9月のお彼岸を過ぎるまでずっとこんな気候かなぁ……年々夏が長くなる気がします。


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野菜を美味しく食べたいと思って、昨日のランチは妹と誘い合わせて西木屋町で軽いフレンチをいただきました。
しっかりアク抜きした玉ねぎとヒラメ、生野菜、香草をサラリと酸味の効いたソースで。


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今の時期、ポタージュ系は暑い自宅では食べる気にならないんですが、こざっぱりしたビストロの中だと大丈夫^^; 新ごぼうの冷製スープ、とっても美味しかったです。


大きなガラス窓越しに、京町家や柳の緑を映す高瀬川の流れを間近に感じながらのランチ。
目に映る景色や雰囲気って、思っている以上に食欲に関わってくるものなのかもしれませんね。
自宅のテーブルまわりも、もう少し涼しさを演出(笑)した方がいいかなって、ちょっと反省。
→ ビストロ・クー・ド・クール



高島屋地下で、お土産のケーキ選びに激しく目移りする妹(いつものことなので慣れてます^^;)を放っておいて、私は自分の夕食用にさっぱりした生姜ご飯のお弁当を買いました。
この日は、夫が久しぶりの宿泊出張だったので、お昼は外食、夜はお弁当と思いっきり手抜きというか、完全にサボリ。

今日はさすがにちゃんとお料理作っています。
炒め物、煮物……うー、火を使うとやっぱり暑い


[ 2008/07/09 13:07 ] 京都のお店 | TB(0) | CM(8)

なつかしくて新しい物語


ティファニーで朝食をティファニーで朝食を
(2008/02/29)
トルーマン・カポーティ

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主人公ホリー・ゴライトリーは、ある種の高級コールガール。自由奔放に生きる都会の女です。
映画化され、ホリーが憧れる場所として紹介されたニューヨークの宝石店が超有名になったことでも知られている作品です。↓

ティファニーで朝食をティファニーで朝食を
(2006/04/21)
オードリー・ヘプバーン

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著者カポーティは、オードリー・ヘプバーン主演で映画化されることが決まった時、少なからぬ不快感を示したと伝えられているそうですが、今回初めて原作を読んでみると、その気持ちはわからないでもないです。
原作のホリーは、この頃まだ「妖精的」魅力で売っていたオードリーとは全然違うタイプの女性として描かれているからです。
たとえば、ホリーが自分自身をけっして誰かに愛情を注がれ守られて生きる籠の鳥にはなれない、飼い主に注がれる愛情に報いることができない野生の生き物に例える場面など、私は強く印象に残っているのですが、何ものにも束縛されずに自由に生きることと引き換えにホリーが耐えているひりつくような寂寞や空虚、それでも孤独を選ぶ芯の強さのようなものが映画のオードリーからはあまり(いや、ほとんど)感じられなかったし、何よりジバンシイのエレガントなドレスに細身を包んだファッションアイコンのようなオードリーと「野生の生き物」とはあまりにもかけ離れている気がしました。

べつにオードリーが悪いということではなく、映画と原作は別物という、よくある現象でしょうし、実際ラストシーンも、映画の方はロマンティックなハッピーエンドに変更されていました。
主題歌のムーン・リバーと共に映画はヒットしたそうですし、当時の観客がオードリー・ヘプバーンという女優さんに求めたイメージを裏切らない作品だったのでしょう。

ただ、過去に100万部近くのベストセラーになっている周知の物語が、今頃になってまた売れ行き好調である理由は、新訳を手掛けたのが人気作家の村上春樹氏ということも勿論あるでしょうが、「できるだけ映画と切り離して、物語として楽しんでほしい」という出版の姿勢に共感した読者がけっこういるということなのでしょう。
カバーなど装丁一切を含めて今回はオードリーの写真は使われなかったそうで、まっさらな気持ちで読んでみてほしいというメッセージのようなものが強く伝わってきました。
表題作の他に、三作収録された短編集になっています。

ところで、「ティファニーで朝食を」のヒロイン、カポーティ自身は誰に演じてほしかったのか興味があるところですが、以前読んだイラストレーター・石川三千花さんの映画関係の本によると、ジョディ・フォスターだったんだそうですよ。
ただし、オードリー主演で映画が製作された1961年当時、ジョディ・フォスターはまだこの世に生れていなかったんですけれど(笑)。


[ 2008/07/07 13:24 ] 読書 | TB(0) | CM(8)

日曜日のトースト


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日曜日の朝は、カリッと固めに焼いたバタートースト。
山口旅行で買ってきた夏蜜柑のマーマレードを添えて。
アイスコーヒーは夫の担当です。なぜか私が作るよりずっと美味しいんです。
おや、「すずの兵隊さん」たちもご登場♪

サクサクのパンで腹ごしらえをした後、自治会の集会所周辺の草引き当番に行きました。
午前9時からだったのですが、もう暑くて暑くてみんな汗ダラダラ
1時間くらいで切り上げました。
それでも10人で掃除すると、見違えるほどきれいになって気持ちよかった~。


シーツや布団カバーを洗ったり、部屋の小規模もよう替えをしたり、ビールがすすむ辛~いカレーを煮込んだりしているうちに、もう夕方です。

また明日から一週間。
暑さとうまく折り合いをつけながら、元気に過ごしたいものです。



[ 2008/07/06 18:27 ] 日常 | TB(0) | CM(2)

夏が来た


昨日、今日と真夏日でした。
特に昨日は急に34℃(大阪の最高気温は33.9℃)まで上がって、湿度も高かったため、体にこたえる暑さでした。
でも人間の体って、努めなくても自然と環境に順応しようとするんですね。
今日は昨日よりだいぶらくだった気がします。


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早くも夏空。

まだ宣言は出ていませんが、この分だと梅雨明けも早まりそうです。
普通に暮らしていて食事がしにくいくらいの暑さになってきたら、その時はためらわずにエアコンを使います。食べられないと体力が落ちて、よけい夏バテしますから。

朝イチで美容院へ駆け込み、髪を短くカットしてもらってきました。
その後、銀行へ。
ふふふ・・・今日はボーナス支給日だったよん♪



[ 2008/07/04 23:59 ] 日常 | TB(0) | CM(0)

新文芸誌



モンキー ビジネス2008 Spring vol.1 野球号モンキー ビジネス2008 Spring vol.1 野球号
(2008/04/18)
柴田元幸

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翻訳家の柴田元幸氏責任編集の新文芸誌創刊号。
一般的には、文芸誌というと「おかたい」イメージがあるけれど、これは海外・日本の新旧問わず面白いと思われる文章を並べていくというコンセプトであるようです。
そもそも「モンキービジネス」とは「悪ふざけ」に近い英語のフレーズなのだとか。

翻訳、エッセイ、小説……古典作品をとりあげるコーナーが面白かった。
伝説の作家・尾崎翠の『第七官界彷徨』について、芥川賞以来よくお名前を見かける川上未映子さんの寄稿があったり、フランツ・カフカの『流刑地にて』がマンガ化(作者は西岡兄妹)されていたり。

『流刑地にて』は、谷間に据え付けられた巨大な処刑機械をめぐる将校と旅人である学術調査員の話なのですが、そこに登場する怖ろしい処刑機械=判決をデザイン化する「製図屋」や、囚人の背にデザイン(判決)を刻む「まぐわ」なるものが、私の乏しい映像喚起力ではイマイチ想像しきれず、以前読んだ時にはもどかしさを感じていました。
今回絵で見て、こういうものだったのかと、やっと合点がいきました。
話自体は相変わらずヘンテコで、わけわかりませんけれど(笑)

今後も数回にわたって「Classics in Comics」のコーナーでカフカ作品をマンガ化して掲載するとのことなので、これだけでも次号が楽しみになりました。

(これ、ずいぶん前に書いてメモ帳に保存したままずっと忘れていたみたいです。「次号」がそろそろ出るんじゃないかな。確か7月発売って書いてあったと思います)


[ 2008/07/02 16:45 ] 読書 | TB(0) | CM(2)

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