遠くのこだま

日々のあれこれ写真日記

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複雑なつながり


何者何者
(2012/11/30)
朝井 リョウ

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今どきの大学生の就職活動を軸に、仲間内のつき合いが生々しく暴かれていく話。
シューカツの実態が具体的で面白かったけれど、それよりも印象に残ったのはツイッターやフェイスブックに依存する人間関係の危うさ。

クライマックスには少々驚きの現実が描かれていてネタバレはしませんが、SNSと無縁の意思伝達や人間関係というものがもはや若い人たちの間では困難になってしまっているのかと思うと、なにやら空恐ろしい気がしてきます。
もちろん私たちの若かった時代にもそれなりに人間関係の悩みはつきものだったし複雑だと思ってもいたけれど、携帯電話もパソコンもなく、当然メールアドレス、アカウント、パスワード……そういった言葉も存在しなかった昭和時代のコミュニケーションは、今ふり返るとよりストレートで素朴だったと思えてきます。

本作は直木賞の戦後最年少受賞作。
『桐島、部活やめるってよ』が出た時にも思ったのですが、この『何者』といい、この人はタイトルのつけ方が本当に上手いですね。思わず手に取りたくなる題名です。

[ 2014/01/17 19:46 ] 読書 | TB(0) | CM(0)
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