遠くのこだま

日々のあれこれ写真日記

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木の目録カード


今月はじめに東京へ行った時になつかしい物を見ました。


blog140626-1.jpg

ずらりと並んだ図書目録カードボックス。
茗荷谷にあった東京大学総合研究博物館小石川分館の資料室です。

私が日常利用している市民図書館もそうなんですが、図書館の資料検索は今や多くがオンライン検索になっていて、こういう木製のボックスが「現役」で残っている図書館はとても少ないと思います。



blog140626-2.jpg

新米の司書だった頃、目録カードの仕事ではよく失敗しました。
1980年代半ば。もちろんデジタル化される前の目録カードです。
抜き取って作業した後のボックスをラベルケースをよく確認せずに違う場所に戻してしまったり、カードを束ねている丸棒を入れ忘れたり、目録内容の不備を訂正するのに不必要な箇所まで修正液で消してしまったり……。(^_^;)

一日中ボックスの前に座って黙って一人でカード作業をすることもあり、時々確認のために書庫へもぐるという仕事。
「単調だな」と感じることもありましたが、今から思うと当時の私には合っていたと思います。
引き出しを開けると立ち上がる古い木の匂い、黄ばんで小さな虫が這っているような古い本の古い目録カード。
そういうものからふと目を上げて閲覧室の大きな窓の外を見ると京都東山の稜線と勢いさかんな初夏の青葉。
二十代の自分はあの頃なにを考えていたんだろう……。
とびきり嬉しいことも立ち直れないような苦しいことも特になかった。不幸な時間でなかったことだけは確かです。

思いがけない場所で久しぶりに昔の職場を懐かしみました。
結婚退職で1年半しかいなかったから、なんのキャリアにもなりませんでしたが(笑)、はじめて就職した場所だからか、記憶をたどってみると意外に憶えているものですね。


[ 2014/06/26 17:17 ] | TB(0) | CM(0)
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