遠くのこだま

日々のあれこれ写真日記

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忘れないうちにメモ


トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫 オ 9-10)トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫 オ 9-10)
(2007/12)
ポール・オースター

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作者・ポール・オースターが遭遇した「事実は小説よりも奇なり」という例を集めて、その不可思議さを繊細にすくい取ったエッセイ。
とりわけ、山で突然の嵐に遭った少年時代、自分のすぐ隣りにいた友人が雷に打たれて亡くなった時のことや、ブルックリンに住むオースター夫妻の娘がマンハッタン行きの地下鉄に乗るため、世界貿易センターの下を通って一時間と経たないうちに、ツインタワーが崩れ落ちた9.11直後の覚え書きなど、身近にある生死への鋭い視線と感受性が印象に残りました。



黒地の絵 (新潮文庫―傑作短編集)黒地の絵 (新潮文庫―傑作短編集)
(1965/10)
松本 清張

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昭和二十五年に始まった朝鮮戦争出兵のため、当時の小倉米軍キャンプ地には多くの黒人兵が駐屯していました。
小倉祇園祭の夜、キャンプ地を抜け出した兵たちの一部が地元の民家を襲撃。物を強奪したり女性を暴行したり……という事件が本当にあったのだそうです。
被害を受けた夫婦の傷あと。
離婚し、職も失った夫はやがて前線から送られてくる米軍兵の死体処理に従事することになり、そして偶然見つけた屍を復讐の刃で切り裂く……暗い話です。
まだ連合軍の統治下にあった日本の暗さ、白人よりも圧倒的な数、前線へ送りこまれた黒人兵たちの暗さ。暗くて底知れない悲しみが漂っています。
「黒地の絵」とは、なんとも秀逸なタイトル。




[ 2008/05/15 15:59 ] 読書 | TB(0) | CM(2)
大いなる陰謀
こんにちは。

「トゥルー・ストーリー」
これ、読んでみたいです。
私の大学の後輩2人が、
車ででかけ、山中で豪雨に遭いました。
道は2手に分かれていて、
どっちに行こうか一瞬迷ったそうですが、
ともあれ1本選んで街へ戻り、翌日、
彼らが通過しなかった道で、
まさに同じころ、土砂崩れがあり
車が生き埋めになったことを知ったそうです。
ぞっとした、と彼ら。

2つ目は映画「大いなる陰謀」を
ふと思い出しました。
いくら頭が切れても、
マイノリティはマイノリティ、
結局いいように捨て駒にされる、
レッドフォード監督の静かな怒りが
伝わってくる映画です。

この当時のアメリカ、
まさに捨て駒以外の何物でもない彼ら。
でも犯罪は犯罪だ。
そう言えない、国民を守れない政府って
どうよ?ですね。

軍隊があろうが無かろうが、
国と国民を守るのは政治に義務なんですが。
[ 2008/05/16 11:55 ] [ 編集 ]
きたこさん、こんばんは
ポール・オースターの場合は、紙一重で難を逃れた自分の運命云々ということより、
一瞬で死者となった元生者への真剣な眼差しが印象的でした。
痛みをもって死を意識する度に、生きていればどんな出来事も起こり得るという事実を
より確かな真実として受け容れていくというか・・・・・・。

戦勝国統治下の日本では、国民は事実を知らされず、うやむやにされた犯罪も
多かったんでしょうね。ま、今でもこういう国はありますけれど。
ご紹介いただいた映画は未見なので、機会があれば見てみたいと思います。


[ 2008/05/16 20:20 ] [ 編集 ]
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