遠くのこだま

日々のあれこれ写真日記

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グールドのバッハ


先日、録画しておいた今年のエミー賞授賞式の追悼コーナーで、カナディアン・テナーズが「ハレルヤ」を歌い、それにあわせて今年亡くなった俳優さんたちの在りし日の映像が流れていて、何かじーんとくるものがありました。
秋の深まりとともに、心にしみわたるような音楽が聴きたいと思う今日この頃です。



音楽といえば、最近は20世紀の天才ピアニストの一人グレン・グールドのことを書いた本を読んでいます。

グレン・グールド―未来のピアニストグレン・グールド―未来のピアニスト
(2011/07)
青柳 いづみこ

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ピアノ講師の仕事をしていた時、私の生徒たちの多くはバッハが好きじゃなさそうでした。
私自身も小学生のころに弾いていた「こどものバッハ」みたいな教則本は苦手で、つまらないなぁと思っていたのでレッスン日に彼女たちが全然練習してこなかった気持ちはよくわかります(笑)。
バッハのピアノ曲の美しさに気づくのは「インヴェンションとシンフォニア」を弾くくらいになってからじゃないかなぁ。
右手でメロディーを弾き左手は伴奏という形態に慣れていたのが、輪唱のように数小節ずつずれてどちらの手でもメロディーを弾くことになり、2声3声とテーマ声部が増えて、「平均律クラヴィーア」まで進むと部分的には5声部くらいを対位法的に弾き分けることになって「右と左2本の手で5つのパートなんてどうやって弾くの~~?」ってお手上げ状態になるわけです(^_^;)
私は平均律を習っている時、曲が新しくなるとまずグレン・グールドのCDを聴いてどんな曲なのかを知る手がかりにしていました。そして弾き進めば進むほど(←激しく低レベルですが~_~;)、ノン・レガートを駆使するグールドのタッチの素晴らしさに感動を通り越して唖然としたものです。「神の音楽」というのは大げさではなく存在するのかもと信じられそうな演奏でした。今でもバッハのピアノ曲を聴くなら絶対グールドでと思います。

著者もピアニストなので、実際にピアノを弾く立場からの共感や疑問が率直に記されていて、ストレートにひびいてくるのがいいです。
たとえばステージ演奏のプレッシャーで、世界的に有名なピアニストでも不安と恐怖のせいで氷のように冷えた手をしている人がざらにいると知ると、やっぱりあの人たちでもそうなのかーと人間的に親しみがわくような…(笑)。

[ 2011/10/05 15:24 ] 読書 | TB(0) | CM(2)
そよこさん こんばんは。

ピアノはぜんぜん弾けない私でも、グレン・グールドは聴いたことがあります。
ただ、演奏の素晴らしさを語る知識も素養もないのですけど…(-_-;)

楽器の演奏ができる方を、羨ましいなぁと思います。
私はひとつもできないのですよ…。
子供の頃、日舞のお師匠さんに太鼓と鼓を習った程度です。
ピアノは、左手と右手が別の動きをすることが、不器用な私には何故できるのか不思議なんです(^_^;)
楽器を演奏している時の手って、とても魅力的で色っぽく感じます。

世界的なピアニストでも、手が冷たくなるほど不安や恐怖に苛まれる…そういった中でも十分に力を発揮できるというのは、凄いことですよね。
[ 2011/10/07 22:31 ] [ 編集 ]
ミツコさん、こんにちは。
グレン・グールドはバッハの演奏に関しては実力も人気も一番なんじゃないかと思います。
もう少しレパートリーが広ければもっと有名になっていた人かもしれませんが、すごく独特というか(笑)、変わった人でもあったので広汎へ進むより狭く深くの道になっちゃったんでしょうね。

太鼓と鼓、個性的でいいですよォ~(*^_^*)
ピアノを習ったことのある人なんていっぱいいますけれど、太鼓や鼓となると普通のお宅じゃそうはいないんじゃないでしょうか。日舞の方は普段でも自然に姿勢がきれいだと聞いています。最近猫背気味な私、日舞いいかも!と思いましたが、もう遅いかな(笑)

手で思い出すのは、演奏会でミスタッチするたびに演奏を止めて、自分の指を罵倒し叱りつけていたピアニストの話を、中村紘子さんの本で読んだことがあります。
やぱり著者自身が同業の世界のことを書かれると情報通なので面白いですね。
[ 2011/10/08 12:57 ] [ 編集 ]
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