遠くのこだま

日々のあれこれ写真日記

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なつかしくて新しい物語


ティファニーで朝食をティファニーで朝食を
(2008/02/29)
トルーマン・カポーティ

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主人公ホリー・ゴライトリーは、ある種の高級コールガール。自由奔放に生きる都会の女です。
映画化され、ホリーが憧れる場所として紹介されたニューヨークの宝石店が超有名になったことでも知られている作品です。↓

ティファニーで朝食をティファニーで朝食を
(2006/04/21)
オードリー・ヘプバーン

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著者カポーティは、オードリー・ヘプバーン主演で映画化されることが決まった時、少なからぬ不快感を示したと伝えられているそうですが、今回初めて原作を読んでみると、その気持ちはわからないでもないです。
原作のホリーは、この頃まだ「妖精的」魅力で売っていたオードリーとは全然違うタイプの女性として描かれているからです。
たとえば、ホリーが自分自身をけっして誰かに愛情を注がれ守られて生きる籠の鳥にはなれない、飼い主に注がれる愛情に報いることができない野生の生き物に例える場面など、私は強く印象に残っているのですが、何ものにも束縛されずに自由に生きることと引き換えにホリーが耐えているひりつくような寂寞や空虚、それでも孤独を選ぶ芯の強さのようなものが映画のオードリーからはあまり(いや、ほとんど)感じられなかったし、何よりジバンシイのエレガントなドレスに細身を包んだファッションアイコンのようなオードリーと「野生の生き物」とはあまりにもかけ離れている気がしました。

べつにオードリーが悪いということではなく、映画と原作は別物という、よくある現象でしょうし、実際ラストシーンも、映画の方はロマンティックなハッピーエンドに変更されていました。
主題歌のムーン・リバーと共に映画はヒットしたそうですし、当時の観客がオードリー・ヘプバーンという女優さんに求めたイメージを裏切らない作品だったのでしょう。

ただ、過去に100万部近くのベストセラーになっている周知の物語が、今頃になってまた売れ行き好調である理由は、新訳を手掛けたのが人気作家の村上春樹氏ということも勿論あるでしょうが、「できるだけ映画と切り離して、物語として楽しんでほしい」という出版の姿勢に共感した読者がけっこういるということなのでしょう。
カバーなど装丁一切を含めて今回はオードリーの写真は使われなかったそうで、まっさらな気持ちで読んでみてほしいというメッセージのようなものが強く伝わってきました。
表題作の他に、三作収録された短編集になっています。

ところで、「ティファニーで朝食を」のヒロイン、カポーティ自身は誰に演じてほしかったのか興味があるところですが、以前読んだイラストレーター・石川三千花さんの映画関係の本によると、ジョディ・フォスターだったんだそうですよ。
ただし、オードリー主演で映画が製作された1961年当時、ジョディ・フォスターはまだこの世に生れていなかったんですけれど(笑)。


[ 2008/07/07 13:24 ] 読書 | TB(0) | CM(8)
彼女のお仕事
こんにちは。

私が目にした主人公は
やはりオードリーでした。
で、内容も知らないでいたんですが、
何かの時に
主人公が高級娼婦と知って
え?全然イメージ違うやん!!!って。

昔のハリウッドって、
役者の力量より周りのパワーゲームで
勝敗(役)が決まってました。
「マイ・フェア・レディ」なんて
とっても残念な結果です、
今にして思えば。

ジュリー・アンドリュースのイライザを
観てみたかった私です。
[ 2008/07/07 17:13 ] [ 編集 ]
きたこさん、こんばんは
いくら「高級」とはいっても、オードリーに「娼婦」は似合わないですよね。
ご本人もまた、自分のそれまでのイメージをかなぐり捨てて役になり切る、といったタイプの
演技者ではなかったと思いますし。
「マイ・フェア・レディ」は、映画化権に投資した金額を回収するためにも、
必ず当たる配役でということになったそうですが……歌は吹き替え?(^_^;)。

確か「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」でも原作者がトム・クルーズの主演に
異を唱えて話題になってましたっけ。
映画化されることは、原作者にとっても嬉しいに違いないのでしょうけれど、
配役や演出次第では複雑な思いをしている人もけっこういそうですね。
[ 2008/07/07 19:22 ] [ 編集 ]
マリリン
こんばんわ。ワタシも春に映画カポーティーを観て、そのあとティファニーを読みました。
本当かどうかわかりませんが、カポーティーは友人だったマリリンでいいと思っていたとかどこかで読んだ気がします。そのあと映画を見直しましたが、やはり小説とは別物で、さぞラストにはがっかりだったんじゃあないかと思いますよね。あの映画のラストのラストとしてはあれでよかった気もしますが。
村上氏のおかげで読み直してよかったです。
[ 2008/07/08 01:11 ] [ 編集 ]
あきらさん、こんばんは
へぇ~、マリリンですか。
なんとなく情の深そうなヒロインを思い浮かべています(笑)

映画のラストは原作と全然違っていましたね。
一旦映画化に同意したなら、よほどの改悪と認められるものでない限りはたとえ原作者
といえどもクレームはつけられないんでしょうね。
カポーティの、というよりオードリーの”ティファニー”として割り切って見ると、
そう違和感もないので、やっぱりオードリーには後味のいいロマンティックなストーリーが
似合うんだなと思いました。
[ 2008/07/08 18:37 ] [ 編集 ]
配役
こんにちは。

この頃は、映画化を見越して?!
権利を売る時に条件付ける人もいます。
ハリー・ポッターの作者もそうでした。

いわく、
出演者はイギリス人に限る。

「LOTR」は縛りはなかったようですが
全員クィーンズ(キングズ)イングリッシュの
特訓だったそうです。

トム・クルーズは私は大の苦手で、
彼の映画は避けてました。
「大いなる陰謀」のクルーズは
いいですよ。
ヨーロッパ系のヴァンパイアには
どうしたって見えませんけど。(^^;;

(アメリカ人は言わなくてもハンバーガー臭が)
[ 2008/07/10 15:51 ] [ 編集 ]
なるほど
きたこさん、こんばんは。

ハリポタほどの大ベストセラーなら、映画化の話は予想できますものね~。

英語がわからなくて、ある意味らくちんです。
だって、ナマッてる英語でも違和感なく聞き流して字幕読んでますから(^_^;)。
これが、東京生まれ東京育ちの俳優がしゃべるミョウな関西弁なんかだと、
めちゃイラつくんですけれどね(笑)。

う~ん、あれはちょっとキツかったですねぇ(> <)>ヨーロッパ系ヴァンパイア
彼は、どんな役を演じてもなぜか「トム・クルーズ」にしか見えないんですよね^^;
[ 2008/07/10 20:33 ] [ 編集 ]
無知な私
 大分前に、地上派で「ティファニーで朝食を」を見ました。
ストーリーはあまり覚えていなくて、
「ティファニーの朝食を見れる」
と言う期待が間違いだったのに、ガビ~ンと来たのを覚えています。
それとうちでも猫を飼っているので、
「なんで猫を捨てるの!」
とオードリーに怒っていた事が記憶に残ってます。
あれって原作があったんですね。
映画のオードリーの仕事がなんだったのか記憶にありませんが、
高級娼婦だった印象はありません。
「映画は映画」。とは言う物の、原作者の人が納得行く作品になるのは、珍しい事なのかもしれませんね。
版権代を返すから、映画を上演しないでくれって思うような出来の事もあるのでしょうね、きっと。
 ※発音、同感です。妙な関西弁には、私もめちゃイラつきます)^o^(
[ 2008/07/10 21:29 ] [ 編集 ]
さとみさん、こんばんは
古い映画ですから、何度もリバイバルやテレビでの放送があって、
そのたびにある程度ヒットするそうですから、やっぱりオードリー・ヘプバーンは
たいした人気女優さんなんですね。

映画のネコ、ちゃんと見つけてもらえてよかったです。
あれも原作にはないシーンなんですよ。

へんなイントネーションの関西弁を聞くくらいなら、昨年のテレビドラマ「華麗なる一族」のように、関西が舞台なのに役者全員標準語、という不自然さの方がまだいいかなー(笑)。
[ 2008/07/11 18:39 ] [ 編集 ]
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